開運への三箇条

古くから世に伝わる、運勢を強め、悪い運命を少しずつでも良くしていくといわれる方法を三箇条にまとめたものです。(古今東西のあらゆる宗教の教えを要約したものとも言えます。)
一、正しい信仰をもつこと (神・仏・人に対する感謝の心を忘れないことです。) いわゆる天でもいいし、神でも仏でもいいから、常にその様な大きな存在を意識しながら、それに対して恥ずることのない生活を送ることです。
一、他に対し、できるだけの奉仕を行うこと 昔から、徳を積むとか、善行を重ねるとか云われてきた事と同じです。他(世)に対して無償の奉仕を行うことは、そのまま神仏に対して奉仕をする行いだということです。その中でも、最も理想的とされるのが、己の仕事(転職)によって社会に貢献していくことだといいます。
一、食を正すこと 仙人やヨガの行者の食といったものに思いを馳せて、少しまねてみることです。江戸期の観相家(人相を観て占う人)に水野南北という大家がいます。数百人の弟子をもち、光格天皇の世には五位出羽之介に叙せられたほどの社会的に認められた人物です。後に“万に一つの誇り無し”とまでいわれたその観想の術のその極意としたのは実に簡単で、正息(丹田呼吸法)と正食(腹八分目の“少食”に玄米、野菜を中心とした“粗食”を決まった時間にとる)ということでした。「人の運命は全く飲食一つである」とまで語っています。
※南北は、ただ人相のみで判断すると、金ができ、出世し、長生きをする相の人でも、貧乏し、若死をする人があり、又それとは逆のこともあって、なかなか当たらぬことが多く残念に思っていました。ところがある時ふと、「人の運、不運、寿命はみな食物、飲物をつつしむかつつしまないかによって決まるのではないか」とひらめきました。すると一年前には大難が来るようになっていた人が、断然飲食をつつしんだため大難を免れただけではなくかえって良いことがあり、生涯貧乏であるはずの相の人や病弱短命と判断していた人が、相応の富貴を得て出世したり、心身共健康で長生きしている人が少なくないということが分かったといいます。 尚、水野南北は十年以上に及ぶ諸国遍歴の際に、本県の金華山において修行中の一人の行者より、その観相の術の多くを教示されたと記しております。そして、伊勢神宮・外宮の祭神、豊受大神(お稲荷さんと同じ神とされる)に導かれて独自の霊的食道を確立したとしています。



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